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第1259回例会 通常例会
平成28年7月1日(金)12:15~13:30 名古屋観光ホテル 
会長引き継ぎ 

【会長引き継ぎ】

<スピーチ>

新会長 家田晃次L


 皆さんこんにちは。会長スピーチということですが、私は生まれながらの職人でございまして、喋らずに黙って仕事をやれと教育を受けて参りました。ですから、こういう大勢の皆様の前でお話しをするのは本当に不慣れでございますので、今も頭の中が真っ白で何を話しているのか自分でもよく分かりませんが、その辺をご理解頂きまして、少しだけ耳を傾けて頂きたいと思います。

 私がライオンズに入会してから20年が経ちますが、入ったばかりのことを思い出しておりました。私のスポンサーは、この中の半分位の方はご存じかと思いますが、清水Lという方で、その方はテレピアの4階で画廊をされていました。画廊さんと私共はお客様と職人という関係で、お付き合いは私が30代の頃からです。60歳を過ぎてから私のところに来られまして、「家田さん、ライオンズに入って頂けませんか?」といきなり言われて、勿論その時仕事のお話しも持って来られましたが、私もライオンズクラブに入っている友人もおりますし、お客様も何人かいらっしゃいますが、それまで一度もお誘いはありませんでした。ビックリしましたが、断るわけにもいかず、そうこうしているうちに書類を持ってみえて、「これに記入しておいてください。明日取りに参ります。」と強引に勧められまして入ったわけでございます。丁度私は62歳でした。最後の弟子が独立しまして、ホッとしたところで、この先晩年はどう過ごそうか、何をやっていこうかと思っていたところで、その頃テレビでも「健康投資」ということを盛んに言っておりまして、「そうだ!健康投資をしなくては」健康でさえいれば人生どうにでもなると思い、キャッスルホテルのスポーツクラブに入会しました。そして運動を始めた頃に清水さんにライオンズを勧められました。彼曰く、「ライオンズクラブは2週間に1度ご飯を食べるだけだよ。ライオンズクラブに入ると長生きしますよ、健康になれますよ。」と健康を意識し始めた時に言われましたので、その気になって入会しました。今から20年前の話ですが、6月の第一例会から参加させて頂き、恐る恐るこの観光ホテルに参りました。その時は田中ライオンが幹事でして、「今日は入会式というセレモニーがあります。」と言われ、皆さんも経験をされましたが、竹川ライオンと同じタイミングでしたので、こんなに若い方と一緒で私は大丈夫か?と思いながら例会会場へ入ったら、もの凄い拍手でビックリ致しました。当時はメンバーが75名程おられまして、その日は60名程いらっしゃいましたので、こんな盛大なところへ来て私は場違いではないのか?と思いましたが、逃げ出すわけにもいかず、会長から歓迎のご挨拶を頂きまして、それから竹川さんと一緒に誓いの言葉を述べました。メインテーブルに着きましたら向かえに篠田Lがいらっしゃり、私が20代の頃は両口屋さんはお客様で、当時会社で何度かお目に掛かりましたので、そのことをお伝えしたら、親しみを持って迎え入れて下さりホッとしたことを今でも覚えております。そして周りを見渡してみたら、私の兄の同級生 柴田Lがいらっしゃいました。村瀬L、太田L、谷口L、知人が7、8名いらっしゃいました。世間は狭いなと思うと同時に、中クラブに入って良かったと思いました。私は中区で生まれ育ち10歳までいたからです。

 入会から20年余りが経ち、20人の会長の背中を見て参りましたが、毎回楽しい例会を教えて頂きました。ですから私も楽しい例会、そしてウィサーブがライオンズにとって一番大切なことだと思います。100年前、シカゴでライオンズクラブが発足した時も同じ気持ちで始まったと今でも信じております。ライオンズクラブというころは、本当に親しい方にお誘いを受けて、そしてメンバーの皆さんにご承認頂いて、そしてライオンになるわけですが、ライオンズにいる仲間それぞれが兄弟のような、家族のような存在だと思っています。職業も違う年齢も違う者同士が集い、良い時間を共有出来るのがライオンズの醍醐味だと思います。ここへ来て日頃のストレスを発散し、明日からのご活躍に繋げて頂けたらと存じます。今年度の会長スローガン、「楽しい例会、明るく元気でウィサーブ」はそういうところからきております。新役員の皆様方のご指導のもと、一年間頑張りたいと思いますので、宜しくお願い申し上げまして私のスピーチとさせて頂きます。どうもありがとうございました。
会長スピーチ   新三役ローア
【会長スピーチ】   【新三役ロア】
第1260回例会 通常例会
平成28年7月15日(金)12:15~13:30 名古屋観光ホテル 
会長歓迎あいさつ


<L家田会長挨拶>


こんにちは。本日は阿部紘典様にお忙しい中お越し頂きまして有難うございました。
名古屋城木造復元のお話しをして頂きますので、楽しみに致しております。宜しくお願い致します。

<スピーチ>

名古屋城総合事務所 管理課企画運営係長  阿部紘典 氏


阿部紘典氏


 本日はお招き頂きまして、誠にありがとうございます。私は名古屋城の管理課から参りました阿部と申します。 日頃名古屋市政および名古屋城に関しましてご協力頂きまして、誠にありがとうございます。
 本日は、天守閣の整備についてお話しさせて頂きます。しかしながら新聞報道でもありますように実は6月補正の議案が継続審議ということで、議会のほうで認められておりません。その為この案がそのまま通るということではなくて、一旦立ち止まっている状況でございますので、今からのお話しはあくまでも6月時点でのお話しということをご理解頂きたいと思います。
 先ず整備の趣旨でございますが、現在の名古屋城は昭和35年に建ちまして、再建から半世紀以上が経過しております。コンクリートの劣化や設備の老朽化、耐震性の確保など様々な課題が顕在化しているということで、いずれかの時期には建て直さなければいけない、そう言った状況でございます。そんな中河村市長が船頭となりまして、木造復元、耐震改修で話が進んでいます。
現在の名古屋城の概要ですが、名古屋城は特別史跡名古屋城跡として国の指定を受けています。重要文化財が旧本丸御殿障壁画1047面、それから東南隅櫓、西北隅櫓、表二之門、旧二之丸大手二之門が保存されている場所でございます。県内で唯一指定されている名勝の二之丸庭園、天然記念物のカヤの木などがございます。入場者数は平成26年164万人を記録致しまして、平成27年の速報では174万~175万人程度ということで、着実に入場者数を伸ばしている状況でございます。
 名古屋城のあゆみでございますが、1610年徳川家康の命により築城に着手致しました。1612年に天守閣が竣工致しまして、明治5年には陸軍省の所管となりました。その後宮内庁に移管され名古屋離宮となりまして、宮内庁から名古屋市に名古屋城を下賜され、天守閣等が城郭として国宝第1号に指定されました。当時名古屋市の職員が名古屋城の実測調査をし、昭和実測図を完成させました。名古屋城、本丸御殿を実測したわけでございます。1945年第2次大戦中の空爆により焼失致しまして、1959年に天守閣が再建されました。現在本丸御殿の復元工事中でございます。

 戦前に撮影された焼失前の名古屋城の写真は700枚強現存しています。名古屋城は世界遺産の姫路城と比較しても延床面積が約2倍あり、歴代の天守閣としては日本一となります。
今の天守閣ですが、もともとは5層5階でしたが、5層7階ということで、中が博物館の施設となっております。
 現在天守閣整備に対する課題は、
① コンクリートの劣化や設備の老朽化、石垣の変形など様々な問題がある。
② 耐震性能が現行基準に合わず、耐震改修したとしても概ね40年の寿命とされている。
40年後に木造復元するのか?それとも今木造復元するのか?そう言ったことで調査をしました。そうしますとやはり大径木の流通量がなかなか40年後だと難しい、大きな木が入手出来ないので、今やるべきだという声が上がっています。
 名古屋市においては、市長の「世界にアピール出来る千載一遇のチャンスである東京オリンピック・パラリンピックに合わせて2020年7月までに天守閣を木造復元する」という方針が進められたことから、4年余りの中での迅速な整備が求められています。木造復元の際には、仕様の前提となる条件の確定が困難な工事であることなどから、民間ノウハウを活用する「技術提案・交渉方法」を採用し、工期・工程・概算事業費などを明らかにする為、2020年7月までに天守閣を木造復元するという提案を募集しました。その結果、竹中工務店が「優秀提案」に選ばれました。その内容は、
① 史実に忠実な木造天守閣を復元
② 平成32年7月末までに天守閣を復元
③ 実現性のある総事業費を提案
主な内容と致しましては、
・バリアフリー化の観点で小型エレベーターの設置を検討、
・木材を原則、国産材、値段も高騰しますので、一部外材を使用、
・石垣の整備手法により総事業費約474億~505億円の見積り、
・工事見学スペースを作り、改修の様子を見て頂く案も出ています。
収支計画を試算し、総事業費については、市債を発行するなど財源を確保し、全額入場料収入で返済する予定。入場料については市民が450円、市民以外が1000円と設定しました。
起債の償還期間終了までの平成28年~81年度で作成する入場料収入に必要な入場者数は、現在174万人ですが、今後は天守閣木造復元見学施設完成や本丸御殿全面公開など、年間ベース約倍増の360万人を見込んでおり、それに伴う経済波及効果は1年で約100億円と試算しています。

木造復元を進めていく中で、今回市民へのアンケート調査や議会の議論等、色々な指摘を受けております。継続審議になった理由に
「急ぎすぎではないか?」
収支計画を第三者機関に作ってもらい、妥当性の高いものを出すべきだ。
事業費についても工期を短くしているが為に505億円も掛かっているのではないか。
などの課題が上がっています。
2万人アンケート調査結果においても、
2020年7月までに復元すべき → 2割
期限にとらわれず木造復元すべき → 4割
この市民の意見に市長が耳を傾けるべきだということで、一度立ち止まって考えてみましょうと、現在継続審議になっています。
 名古屋城天守閣だけではなく、色々なところも整備しています。もっとも大きなプロジェクトは本丸御殿の復元。平成28年6月1日には対面所や下御膳所など第2期公開がされ、平成30年には上洛殿など全面公開がされます。
名古屋城とその周辺の魅力向上、賑わい創出するとともに、来場者へのおもてなし、さらには名古屋の魅力発信を図るため、金シャチ横丁の整備も推進しています。平成30年3月頃開業予定です。
「名古屋城天守閣整備」について、これからも市民の皆様のご理解を得ながら進めて参ります。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。本日はありがとうございました。

アクティビティ

愛知県車いすテニス大会
平成28年7月30日(土)~31日(日)
名古屋市東山公園テニスセンター
 
昨年に引き続き、今年も標記大会に協賛し、お手伝いさせて頂きました。
     
車いすテニススタッフ 車いすテニス表彰式 車いすテニス集合写真